これは留学すれば
英語ができるようになると
勘違いしていた昔の自分に
伝えたいことである。
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よく海外経験なしで
英語マスターした、と聞くけれど
これは留学したら
英語ができる前提になっている。
しかし、
現実はそうでもない。
留学しても英語ができるとは
限らないのである。
これは、
僕も実際に留学して初めてわかった。
それまでは、
留学したら英語ペラペラになって
英語の資格も取れるもの、と思っていた。
なぜ留学すれば英語ができると
信じていたかというと、
留学して英語ができるようになった人の
ことをよく耳にしたからだ。
そうなると、
「留学=英語ができる」
という構図が出来上がる。
なぜそうなったのか?
さらに解説すると、
これは、
留学して英語ができるように
なった人はまわりに、
「留学はいいよー」
「留学してTOEIC900点取れました」
と言うためだ。
もちろん言っていいし
それだけのことはしたのだがら
当然である。
一方で、
留学しても英語ができずに
帰国する人はどうだろうか?
僕も最初の留学はそうだった。
こういう人は、
帰国してから
あまり留学したことをバンバン言わない。
というか、言えない。
僕も今でこそ留学について
しゃべっているが、
留学中に英語ができずに
泣いたことや授業について行けずに
帰国したことは長いこと言わなかった。
なぜなら、
恥ずかしいと思う気持ちもあったし、
英語の先生なのにこんなに英語が
できなかった話をしたら尊敬されない
かもと思ったりしたからだ。
留学に話を戻すと、結局のところ
留学して英語ができる人もいれば、
さほどできるようにならない人もいる。
これは留学前の英語レベルや年齢も
関係してくる。
僕は大人になってから
英語レベルTOEIC200点以下
偏差値30点台。
このレベルで留学すると
かなり苦労する。
英語力があまりなくても
子供などは吸収力がいいので
伸びは早い。
大人でも英語力があり
留学した場合は伸びる。
たとえば、先ほどの
「留学してTOEIC900点取れました」だが
これは、留学前にTOEIC500点はすでに
あって大学受験の英語もできた人の話だ。
一般的に、
TOEIC200点くらいで
海外で英語づけになっても
20歳を超えた「大人」は
大変な場合が多い。
なので、
自分の年齢や
英語レベルも考えて留学前の
準備をすると良い。
ただ、
ここまでは留学の目的が
「英語力をつけること」の話だ。
留学して英語ができなければ
その留学はムダなのかというと
そうでもない。
僕も最初の留学では英語ができずに
帰国することになったが、
収穫もあった。
英語はさほどできなかったが
アメリカ人の友達ができて
地元の人が行く店やレストラン
に連れて行ってもらったり、
一緒にプール付きのアパートに
住んだりしてアメリカの生活と
文化を体験できたのは良かった。
なので、留学と言っても
「何を目的にするか」は
いろいろ違っていいと思う。
もちろん、
僕も最初は英語マスターが
目的だったが予想通りにはいかなかった。
しかし、
英語学習の収穫といえば、
従来の英語の勉強は自分には
合わないかもと気づき始めたことだ。
最終的には、
自分に合う好きな学び方であれば
レベルや年齢に関係なく
英語はマスターできると気づいた。
それを気づくきっかけをくれたのは
この留学だったので
失敗そうに見えて実は
成功の土台になったと思う。
Thank you for reading.
Have a good one!